今を生きる選択をし続ける勇気
この瞬間、世界中のどこかで誰かが命を落としている。
この瞬間、世界中のどこかで自然災害が起こっている。
ニュースで流れる悲惨な状況をみるたびに心が傷む。
患者さんの愛するペットや患者さんご家族の訃報(ふほう)に信じられない気持ち、言葉もつまってしまう。
僕は命があったら変わってあげたいと心底思ってしまう人間。
生きづらさや病を抱えている患者さんの言葉から「死んだ方が楽だ」という気持ちもうなづける。
決して「死になさい」とは口が裂けても言わないけれど、気持ちだけは受け止めたい。
僕の母方のおじいちゃんは自死している。
身内にしか話してこなかったけど、僕は、急性痘瘡状苔癬状粃糠疹(きゅうせいとうそうじょうたいせんじょうひこうしん)という皮膚疾患に20代の頃から悩まされている。
顔は除いて、全身に皮膚に発疹がでます。
短い時には1週間、長い時で半年。
あまりの痛痒さにイライラして搔きくだすと悪化します。
熱湯をかぶった熱さと皮膚がグジュグジュに焼けるような強烈な痛みとかゆみ。
蚊に刺されるなんてのはかわいいキスみたいな(笑)
想像でしかないけれど、僕のおじいちゃんはこの痛みをあじわいながら亡くなったんだろうと思う。
痛みがある時は、おじいちゃん苦しかったねと僕は自分の皮膚に手を触れながら語りかけている。
不思議と辛さがやわらいでくる。
おじいちゃんは熱湯をかぶって自死した。
詳しくは母が話したがらないので、無理に聞けないけれど、最近になっておじいちゃんはとっても人が良くて優しい人だよって微笑みながら話してくれた。
そして、僕が小1の頃おじいちゃんが亡くなった理由を嘘ついてきてごめんねと謝ってくれた。
振り返れば、嘘をついたのも母なりの優しさだったと思う。
母も僕も今だからゆるせる、今だから話せることもある。
僕がカウンセリングやカイロを職業にしているのも偶然ではなく必然だったんだと思えるようになった。
ブログを書いているこの瞬間『生きる』を選択し続けているのと同時に誰かの生きるを支えていると信じている。
目には見えないけれど、60兆の細胞たちも24時間休まずに働いてくれている。
臓器提供の話を患者さんとした時に、患者さんは他人には臓器提供はしないとの意思をしっかりともっていて驚いたことが記憶に新しい。
ある患者さんは明日のことも考えられない恐怖に苛(さいな)まれながらも病気や難病、ガン、心身の痛みと闘っている。
患者さんを支援しているようでいて、生きる勇気をもらって生かされてきたのは僕の方だとつくづく思う。
言葉なんかじゃなくて、胸の奥にある鼓動や呼吸から『生きる』を感じさせてもらっている。
反面、死の恐怖も肌をとおして何度となくあじわっている。
不安と恐怖で先がみえないけれど懸命に「生きる」を選択している人を僕は誉めたたえたい。
悲惨な被害状況の中、ボランティアで何か力になりたいと行動にうつしている人に拍手を送りたい。
自粛ムードに流されず、生きることを楽しんでいる人も僕は素敵だと思う。
空気を読んで自粛ムードをしている人の気持ちもうなづける。
いろんな立場や状況、環境、想いがあって独断で決めつけるようなことはできないけれど、「生きる」「死」というテーマを考えさせられる毎日。
もし、24時間頭から離れずに心を傷めている時はドラマに「続き」があるように、1日の中で向き合う時間を決めてとってほしい。
例えば、19時~20時だけ痛みと向き合う。
心理学では、境界線(バウンダリー)といいます。
簡単に説明すると「線を引く」です。
ドラマの世界に24時間はいりっぱなしだと社会生活を送れなくなってしまいます。
24時間苦しみつづけるとなると、何一つ手につかなくなります。
痛みにとらわれる、頭の中がゴチャゴチャしていると集中力が途切れ失敗や事故につながります。
僕も毎日、カウンセリングで不の話を何人も向き合い続けられるのには、50分ごとにちゃんと線を引いているからです。
カウンセラーもクライエントも過去のトラウマを空けたら蓋をする。
靴下を脱いだらその辺にポイっとせず洗濯籠に入れる。
少々脱線しましたが、僕は手洗いをすることで境界線を引いています。
境界線とは違いますが、心理相談員の研修で正しい手洗いをしていると心が無になり、体幹が強くなることを学びました。
正しい手洗いは心身にとっていい事ずくめです。
余談ですが強迫性障害(OCD)の方は、手洗いのしすぎでとまらなくなるので、家族の方に邪魔してもらってください。
妨害してくれる人がいると、強迫行為が落ち着きます。
詳しく学びたい方はこちら↓
・・・
このたびの台風被害に際し、心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
かのうせいカイロプラクティック 齊藤 弘治
・・・
2階から1階に来たカエルさん。
無事カエル
皆様の健康を願っています。
カエルさん、明かりを照らしてくれてありがとう。
明かり、電気って有り難いです。
大切な人のところへ無事に帰れることを信じています。
・・・
お名前(フルネーム)、電話番号、簡単に症状と予約希望の日時を3つ候補をあげて
投稿してくださいね。
LINEでは定期的にメンタルヘルス(心の健康)など役立つ情報発信をしています。