背中が痛いのは肋間神経痛かしらそれとも乳ガン!? 50代 女性
朝、靴をはこうとしたら左の背中がズキンと痛む。
からだをひねると、ズキンズキンと痛む。
それからずっと痛みがとれない。
整形外科では肋間神経痛と診断される。
痛み止めやシップ薬を貼っても変わらない。
そして、友人に紹介されて当院へ来院する。
はじめは、アクティベーターカイロプラクティックで神経バランスを整えます。
確かに、痛む左中部胸椎に反応しますが・・・・微細な緊張が残りますね。
そのことを伝えると、私は以前乳がんを患っていたからそれが原因かも知れませんと一言。
この言葉に体が反応しました。
左骨盤が前下方に傾きます。
乳がんを患っていたという過去の記憶が体に影響しているのです。
信じられないかもしれませんが、体が反応するのです。
患者さんに、乳がんを患ったことを思い出してもらいます。
同時に左骨盤を矯正します。
微細な緊張はとれて痛みは消えました。
施術後、実は私神経を1本、リンパを切除しているんです。
手術後は、手がこわばり力もはいらなくなっていました。
でも、リハビリを頑張ったお陰で今は何ともありません。
先生がとても熱心な方でして、今でもたまに手紙をくれます。
トレーシングペインセラピーは、記憶が体に作用するということを教えてくれます。
患者さんも、最近昔のガンだった出来事を思い出すことが多かったと言います。
体が痛くて、何らかの原因を自分なりに深く考えている人はトレーシングペインセラピーをおすすめします。
その原因を頼りに施術をするとより効果的です。
参考文献:ネッター解剖学アトラス原書第3版 図153