法政大学大学院教授 末武 康弘先生の講義を受けてきました。
1日お休みをいただき勉強に行ってきました。
法政大学大学院教授 末武 康弘先生から「クライシスカウンセリング」「カウンセリングプロセス」を学んできました。
末武先生といったら、ロジャース派の先生。来談者中心療法、・フォーカシング指向療法の専門家として有名です。
クライシスカウンセリングは、危機の状況にあるクライエントを援助するカウンセリングを意味します。
危機的な状況は、自殺企図、DV、災害、失業、喪失、死別、犯罪、暴力被害など考えられます。
カウンセリングプロセスは、カウンセリングの始まりから終わりの流れを意味します。
カウンセラーはこのプロセスをとても大切にしています。
毎度のこと著作権が日本産業カウンセラー協会にあるため、これ以上はご紹介できません。
ごめんなさい。
修了証もらいました。
末武先生のプロフィールとおすすめの本をご紹介させていただきます。
【末武先生のプロフィール】
1959年長崎県に生まれる。
1989年筑波大学大学院博士課程教育学研究科満期退学。
1989年女子美術大学芸術学部専任講師、1991年より助教授。
1992年明治学院大学文学部専任講師、1993年より助教授。
1996年法政大学文学部助教授。
2001年法政大学現代福祉学部助教授。
2002年法政大学大学院人間社会研究科臨床心理学専攻助教授。
現在、法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授、大学院人間社会研究科教授
カウンセリング効果の研究 / クーパー,ミック【著】〈Cooper,Mick〉/清水 幹夫/末武 康弘【監訳】/田代 千夏/村里 忠之/高野 嘉之/福田 玖美【訳】
内容説明
カウンセリングとサイコセラピーの効果を生み出す要因とは―。PCAから精神分析やCBTにいたるまで、特定の立場に偏ることなく探究された、心理臨床家、カウンセラーをはじめ対人援助職に広く役立つ好著。
目次
第1章 イントロダクション―研究からの問いかけ
第2章 カウンセリングおよびサイコセラピーがもたらす結果
第3章 セラピーにおける立場(orientation)の違いは問題なのだろうか?―サイコセラピーにおける大論争
第4章 クライアントの要因―治療的変化の核心
第5章 セラピストの要因―誰が何のために働くのか?
第6章 セラピー関係の要因―癒すのは関係…だろうか?
第7章 技法とプラクティスの要因―セラピストがやっていることと、それをどのようにやっているかのどちらが重要か?
第8章 コンクリュージョン
補遺―さまざまなセラピーの効力と効果
この本はカウンセラーさんはもちろん、クライエントさんにもおすすめの本です。
待合室にも置きますので読んでみてください。
中身をちょこっとご紹介。
調査によると、本音で話して!と言うようなカウンセラーは、カウンセリング効果がとても低い。
効果の上がるカウンセリングは嘘でも、のせられるカウンセラーの方が効果が高くうまくいっている。
ちなみに、研究データでは本当のこと(本音)を何でも話してくれるクライエントさんはいないそうですよ。
中々、本音を語るって勇気いりますしね。
本音じゃなくても、ちゃんとカウンセリング効果はありますのでクライエントさんご安心を!
相談するなら、うまくのってくれるカウンセラーさんを選んで下さいね。
まさにこれは、来談者中心療法の原則にもある「無条件な肯定的配慮」ですね。
無条件な肯定的配慮とは・・・
クライエントが矛盾した態度をとっても、ネガティブ(マイナス)な感情を表現した場合であってもカウンセラーは受容します。
また、カウンセラーは善悪でみることや批判はしません。
温かくカウンセラーが受容することでクライエントは自己を見つめ直していけるようになるんです。