怒りは私たち自身の中からうまれる
赤、オレンジ、黄色、茶色、緑、紅葉きれいですね~。
癒されます。
怒る原因は相手や出来事ではありません。
こうあるべき!
こうすべきではない!
という信念からうまれます。
~すべきという期待が裏切られたときに怒りを感じるのです。
私たちの中で、こんなことは常識でしょ!
当たり前じゃん!
普通なんだよね!って思っていることがあるかと思います。
僕もたくさんの相談を受けてきて感じているのですが、考え方や価値観は人それぞれでみんな違います。
自分自身の中にも驚くような気持ちに気がつくときもありますよね。
女性の会話からあの人ってA型でしょ、この人は絶対Bだよみたいな話をよく耳にします。
心理学の世界でもユングさんやクレッチマーさんの類型論、オルポートさんの特性論など性格傾向のカテゴリー化や個の違いなどが議論されてきています。
最近では、ゴールドバーグさんのビッグ・ファイブが有名ですね。
もし、あなたがあの人ったら何て非常識なの!と怒ったとしても、あの人からしてみたらきっとあなたは非常識でしょう(笑)。
それくらい、~すべきが人によって違うのです。
政治家で有名な方が不機嫌に「あなたとは違うんです」という名言がありましたが、まさにその通りなんです。
私たちは、相手に完璧さを求めて付き合うのではなく、最低限ここだけは守ってほしい事を周りに伝えていくことでお互いを尊重していきたいものです。
怒りには4パターンあります。
強度が強い:ちょっとしたことでも激こうし、大声で怒鳴るタイプ
持続性が高い:昔のことを根に持ったり、突然過去のことを思い出して怒るタイプ
頻度が高い:1日中イライラして、小さなことですぐにカッとなるタイプ
攻撃性がある:誰かを攻撃したり、自分自身を責めたり、物に当たるタイプ
まずは、怒りのタイプやパターンに気づくことからはじめましょう。
そして、コミュニケーションの取り方も意識して取り組んでみましょう。
下記の3つのコミュニケーションを何気なくとっていませんか!?
これやっておいてね!
「これ」とは何を指していますか?
ちゃんと~やっておいて!
「ちゃんと」はどの程度ですか?
もっときちんとしなさい!
「きちんと」はどれくらいですか?
私たちはついつい不明瞭な言葉でコミュニケーションを図ろうとしがちです。
人の感覚には違いがありますから、これらの伝え方によって伝わらないことはもちろん、人間関係がギクシャクする、事件や事故、災害につながる危険性もあります。
ちゃんとやりましたと本人が言っていたとしても、いざ確認してみるとごちゃごちゃに整理整頓されずにまとまっているだけみたいな・・・。
明確に伝える、相手と意思疎通を図るってとっても難しいですよね。
そして、私たちの思い込みによる「きっと~してくれるはず」「きっとわかっているはず」はまず相手に伝わらないと思って下さい。
いつまでに(期限)
何を
どのように
というポイントをおさえて具体的に伝えてみましょう。
曖昧な表現ではなく、明確な言葉で伝える。
これらを意識的に気を付けるだけでも怒りが減って対人関係が良好になってきます。
当院にも怒りをコントロールしたい、穏やかに過ごしたい人がカウンセリングに多数来られています。
発達障害の子がいる親、指導者や支援職、中間管理職の人には特に好評です。
もし、あなたの中で怒りがおさまらなくて悩んでいましたらご相談くださいね。
余談ですが、怒り感情を爆発、抑圧していると心臓、脳血管系、スジ系の不調、炎症したようなズキズキした痛み、ピリピリした皮膚疾患、頭痛との関連性も深くておもしろいですよ。
睡眠不足やPMS(月経前症候群)でイライラなんてことも・・・。
PS
ビッケは感情表現がとっても上手で、人間の言葉もよく理解できます。
ビッケの感情表現勉強になります。
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