第１回公認心理師試験不合格を振り返って

公認心理師試験は不合格でした。

合否発表直前に感じた上半身の重量感は期待感だとわかりました。

不合格だと確信したと同時に、期待が気体となってシャボン玉のようにパッとはじけて消えました。

受験資格は僕にあるのだろうかという不安とみんなの期待に応えたいと願う期待感ばかりが先行して、勉強に身がはいっていなかった現実だけがポツンと取り残されました。

※受験資格は数千人の方が試験１ヵ月前に審査により受験不可となったいきさつがあります。試験が受けられるかどうかという状態に気をとられていました。

９割は幻想である期待感と不安感、恐怖心だったんだと後々になって気づきました。

残った１割からは、あまりにも小さくて惨めで自信なさげな、若い自分がひょっこりと顔をだしました。(イメージではひょっこりはん)

ここ笑ってください。

あまりにも非力で、頑張っているようにみせかける、ずるがしこくて怠け者の自分です。
(あなたはとても傷ついてきたことを知っているよ、頑張れない正体はあなただったのね)

その後、体育座りをしてうずくまっていた過去の自分を優しく包みこみ「もう、大丈夫だよ」「辛かったね」と声をかけてあげました。

まるで走馬灯のようにいろんな映像が早送りでながれていきました。

過去の癒えなかった傷が、全身に染みわたる耐え難く身震いするくらいのズキズキとした神経痛と共に一夜を過ごして、次の日には晴れ晴れしい朝が来ました。

そして、忘れかけていた情熱が沸々と湧いてきて、「今、この瞬間」に戻ってこれました。

不合格の書き留めが届いてから毎日、忘れぬことのないよう、目の裏と胸に「不合格」という文字を焼き付けています。

見て下さい、これが僕の結果です。
恥を承知で公開します。（妻にはやめなよ～と止められました・・・）
事例問題１問３点×４問正解していたら合格。
事例問題の解答２つのうちほとんど１つは正解しているから加点対象として認めてくれれば合格していたよね・・・。
非常になまぬるい安易な妄想が、より自分の首をしめます。
実際の臨床場面を創造し、クライエントさんを見立てた回答を選択したのですが、案外回答はあっさりとしたシンプルなものでした・・・。
次の試験では解答の傾向がわかったのでリベンジできそうです。
とはいっても、まだまだ勉強不足に変わりはありません。
勉強方法を再検討して、早期に勉強を開始して次は８割以上の得点を目指します。