痛みからの伝言
久々に、私宛に痛みからの伝言が届いている。
※ここでは、医学的診断はお医者さんにゆだねるとしてはぶかせていただきたい。
片付け作業をしてひと段落したら、右の腰椎5番(腰の一番下)に違和感を感じはじめる。
年末の大掃除をせずに年越しをしようと前倒して妻と片付け&掃除をはじめた。
ここ秦野市南矢名に家を建てて引っ越して3年目になるが、私には捨てられないものがあった。
毎回、妻にいつになったら捨てるの?早く捨てて、邪魔だから!というものがある。
それは、カイロプラクティックの専門書やDVD、カルテ、その他教材である。
自己研鑚として学んできて、そのあとはタンスの肥やしとなっている。
中には買ったはいいけれど手を付けないものもあった。
とはいえ、疑問が浮かんだ時や確認したいときにひっぱりだしてくるみたいな本はあるんです・・・。
けっこうボロボロになるくらいまで使い古しています。
ドラえもんのポケットのような役割りをしてくれていました。
当時は、必需品でしたね。
独自のメソッド、トレーシングペインセラピーを展開していくと、答えはいつも患者さんの中にあることがみえてくるのでドラえもんのポケットはいらなくなりつつある。
泉のように湧いてきたり、天から降ってくる・・・・なんてことも。
ドラえもんのポケットさん今までありがとう!(これで片付けられるね)
ということで、私の右腰にある違和感は、今回2つの要因であることがみえてきた。
1つは、ドラえもんのポケットを手放す不安と恐怖(ドラえもんのポケットは投資してきた勉強道具や知識)
2つ目は、キャリアコンサルタントの国家試験の合格発表が9月末にあるのですが合否を直面するまでの不安(落ちたとしても次は挑戦する予定)
不安があると、私は何かとソワソワし落ち着かず、意味をなさない余計な調べごとをして時間をつぶす傾向がある。
そんなことをして楽になるわけではないけれど、その間は感じなくてすむ。
「これはいかん、かのうせいの齊藤先生のところへ相談に行こう!」(はい、自分なんですけど・・・自分じゃないんです)
はい、待ってました、この瞬間私は我に返る。
というのも、自分自身が迷ったり、悩んだり、痛かったりするとき「こんなところがあったらいいな」という理想が僕のやっている施術院。
昔は、「人の為に」とか一見カッコいい言葉をはいていたけれども、実は全部自分を救ってくれる学びだったことに気が付いたんです。
なんだかとても冷たく感じる人もいるかもしれないけれど、「僕は僕を救うことで人に貢献できている」のです。(実はここは奥が深いので、最後まで読んでね)
「人の為に、あなたの為に、自分の為に」という我が強くでると、僕はとことん失敗してきましたし、うまくいくことはありませんでした。
無意識の中で惹かれていくものに取り組むことで結果として僕は救われ、それに続いて誰かが救われていくという循環がうまれていきました。
「僕が僕を救う」という言葉を使っていますが、実際にはここに我はありません。
僕にはわからない何かがはたらきかけているのです。
その何かが僕を突き動かしてくれています。
まるで、誰かに導かれているように・・・。
ですから、どんなに僕の我が強くなろうとも、道にはずれたらもどしてくれました。
僕があっちに行きたいと願ってもあっちにいけることはありません。
それは何かが僕を止めてくれているのです。
長野の実家に戻りたいと願った時もそうでした。
何度も勝手に戻されました。
仕事をやめたいと思う時もそうでした。
逆にどんどん忙しくなりました。
ようやく今になってわかったのです。
僕ではない何かが僕を導いていることを悟ったのです。
ですから、僕の心と体は借り物なんだと気が付いたんです。
「何者かに与えられている使命を果たす」これが僕の生きる道です。
僕なのに僕じゃない・・・。
最近、これは患者さんには誰かを調べてお伝えできるまでになりました。
僕も知りたいけれど、今の僕には見つけることができません。
別に知らなくてもいいのです。
ただ、別の何かという存在を感じられるだけでも有り難いことなのです。
不思議なんですよね、これで痛みが消えちゃうんですから・・・・。
僕の右腰の違和感は用を済ませたようです。
右腰の違和感さんご教授いただきありがとうございました。