足の反応は聴いてのサイン
受けている人にしかわからない内容かもしれません・・・。
足の長さが縮む、ゆるむ、かたまる、開く、閉じる、のびる・・・・
このような反応をトレーシングペインセラピーでは感じとります。
まるで、プロボクサーがフェイントをかけてくるように、そのサインに意識を向けます。
トレーシングペインセラピーでは言葉以上に、カラダのサイン(反応)を大切に扱います。
足に反応がでるのは、単純に「はい」「いいえ」ではない場合が多々あります。
その人によって、反応は様々なので複数の解釈があります。
今回は、足の反応は「聴いて」について紹介します。
セラピー中は、カウンセリング(傾聴)しながら、足のかかと(踵骨)に軽く触れています。
手をつないでいるようなイメージでしょうか。
患者さんは仰向けに寝ながら(天井をみながら)自由に語ってもらいます。
目線は一切気にしなくて大丈夫。
自分自身との対話になっていきます。
ある瞬間、患者さんの右足がグッと短くなる現象が起きます。
この反応は、「もっとこのことについて聴いてほしい、深く探求してほしいという無意識の声」
カウンセリング(傾聴)+体の反応+声のトーン+セラピストや患者さんに起こる身体的反応+周りの景色や音などによって、何十回もカウンセリングをしていかないとわからないようなことが、数回で本物の主訴がみえてきます。
といっても、何年、何十年と悩んできたものには深みがあり、回数や時間もかかります。
私たちのカラダは、私たちにいろんな形で気づいてほしいと訴えかけているように思います。
今、あなたが辛い状況に置かれているならば、あなたの中にある重要なサインに耳を傾けることをおすすめします。
カラダはあなたに伝えたがっていることを忘れないでください。
あなたがあきらめても、カラダはあきらめません。
あなたがあきらめないなら、カラダがあきらめさせてくれます。
脳は嘘をつくけど、カラダは正直。
カラダはあなたに伝えたがっている。